＜開催日時＞ 2021年1月21日 19：30～21：00 ※イベント終了後1週間のアーカイブ配信があります。 ＜開催方法＞ ZOOMによる配信となります。 ご購入いただくと、配信URLの記載されたPDFファイル（URL_20210121）をダウンロードしていただくことができます。 また、当日ご覧になられない場合、一週間のアーカイブ視聴を用意しておりますので、そちらもご利用ください。 ※なくさないようご注意ください。 ※購入時に会員登録していただくと、購入履歴から再ダウンロードできるのでお勧めです。 ＜イベント内容＞ フランス現代思想の巨人、ミシェル・フーコー（1926-1984）。哲学・歴史学・社会学など、ジャンルを横断して活躍し、没後から36年が経った今も、世界の思想に大きな影響を与えています。『狂気の歴史』『言葉と物』『監獄の誕生』などの代表的な著作を発表した後に彼が 取り組んだのが、最後の主著と呼ばれる『性の歴史』です。性について語ることを抑圧されてきた近代人、という旧来のとらえ方をひっくり返し、逆に性についての饒舌さが近代人を特徴づけているという見方を提出しました。そこから出発し、 古代ギリシャ・ローマ時代までさかのぼり、人々の「性（セクシュアリティ）」についての考え方を膨大な文献を渉猟して辿ったのが、この『性の歴史』という大作です。 フーコーの生前には第三巻（第一巻『知への意志』、第二巻『快楽の活用』、第三巻『自己への配慮』）まで刊行されましたが、最終巻となる第四巻『肉の告白』は、原稿が出来上がったものの本人の遺志で刊行されませんでした。しかし2018年、フランスで遺稿を編集した第四巻が出版され、2020年末、ついに日本語版の刊行にいたりました。 今回は、フーコーの著書の翻訳で知られ、この第四巻も翻訳を手掛けた明治学院大学の慎改康之さんと、同じくフーコーを専門とする東京経済大学の相澤伸依さんのトークイベントです。今回の翻訳に関する裏話から始まり、フーコーの思想が世界に与えたインパクトはもちろん、フーコーの著作の中で の『性の歴史』の位置付け、『肉の告白』を今日われわれが読む意味、そして『性の歴史』で書かれたことを敷衍した研究の現状と今後など、多岐にわたるテーマで議論していただきます。 フーコー、フランス現代思想というと難解なイメージを持たれるかもしれませんが、お二人の専門家が初めてフーコーに触れる人にもわかりやすく解説してくださいます。コロナ渦に揺れる現代日本における思想界の最大の事件ともいうべき『性の歴史Ⅳ　肉の告白』刊行を機に、フーコーと一緒に考えることの面白さを体験してください。 ＜登壇者紹介＞ 慎改康之 1966年生れ。明治学院大学教授。著書として『法の他者』（共著）、『ミシェル・フーコー』『フーコーの言説』など。訳書に『ミシェル・フーコー講義集成』、フーコー『知の考古学』『言説の領界』など。 相澤伸依 1980年生れ。東京経済大学准教授。著書として『現代フランス哲学入門』（共著）『性（シリーズ「愛・性・家族の哲学」）』（共著）。論文に「フーコーの方法論における主体の位置づけ 」「研究ノート「意志と欲望 :『肉の告白』におけるフーコーのアウグスティヌス読解」など。 ＜注意事項＞ ・ご入金後の返品、返金、交換は致しかねますので、ご了承ください。 ・ご参加いただくためには、ZOOMを視聴できる環境が必要です。お手数ですが下記URLより、PC／スマホでアプリを入手お願いいたします。 https://zoom.us/ ・回線・機器の状況によっては通信が不安定になる可能性があること、また、それを原因とした映像等の不具合が発生した場合も、返金等にはご対応いたしかねますことを、予めご了承ください。 ・今後の品質向上の為、イベントの様子を撮影、保存させて頂きますことをご了承ください。また、保存した写真や動画を、報道、広告宣伝、プロモーション等、広報の目的で使用させていただく場合があります。 ・台風など自然災害や、緊急事態宣言などにより、開催を中止にする場合があります。ご了承ください。 ・本サービスの会員登録は必須ではございません。ご希望されない場合は、参加される日時を選択後「ゲスト購入する」を選択してください。（お客様情報ご入力時、「会員登録」のチェックを外してご注文ください） ・hontoポイント並びにその他hontoサービスの対象外です。